この時期は、湿気が多くじめじめとしてあっという間に
食べ物が傷んでしまう時期です。

この時期はいわゆる食べ物に「あたる」ことが多いですが
なにもあたってしまう原因は毒があったことだけでもないのです。
いや、毒といってしまえば毒なのですが。

知っている方も多いと思いますが、
サバやイカにあたってしまう原因は魚そのものが傷んでいただけでなく、
彼らの中の寄生虫が原因であったりします。

この寄生虫が生きたまま胃腸に到達してしまうとそこで暴れ
粘膜を食い破ろうとして、激痛が走ります。
相当に痛いらしいのですが、たいてい一晩で収まってしまうそうです。

彼らは酢で〆ても死なないのですが、加熱したり、いったん冷凍にすると
死んでしまいます。また、実は肉眼で見える大きさですので
生の魚をさばいたら、彼らがくっついていないか確認することも大事です。

また、タタキのように魚の身ごとたたいてしまっても効果的なので
刺身のようにある程度形が残っている生魚を食べるときは
よく噛んで、食べることが大事です。

この時期は季節の変わり目ということもあって
免疫力も低下することもあります。

生物は有害無害にかかわらず
必ず何らかの菌を持っているので
普段はなんともなくても、体の弱っているときに生の物を食べると
思わぬことになる可能性もないわけではありません。

心配な方はあまり生で魚やお肉などを
食べないようにしたほうがよさそうです。

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