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ビルメンッ!のブログTop>久米島のアリモドキゾウムシの根絶が宣言されました。

久米島のアリモドキゾウムシの根絶が宣言されました。

最近でも夕方のニュース番組などでスズメバチなどの害虫の駆除の特集や
外来種などの動物を捕獲するまでを追った特集などを見かけることがあります。
害虫・外来種というと人間にとって悪い影響のあるもの、また、元から日本に
生息する昆虫や動物、植物などを食べて生態系を壊してしまったりと、
良いイメージはないものばかりです。

そんな中、先日22日に農林水産省那覇植物防疫事務所という所の所長が、
「アリモドキゾウムシ」という移動規制害虫の久米島での根絶を宣言したそうです。

アリモドキゾウムシとは、紅イモなどのサツマイモ類やグンバイヒルガオ、ノアサガオなどに
寄生する熱帯地域由来の昆虫なのだそうです。
この虫にサツマイモが寄生されてしまうと、悪臭を発するのに加え、食べると苦味が生じるそうで
さらには食用だけでなく、でん粉の原料用、加工用、家畜の餌としても利用することが
できなくなってしまうのだといいます。そのため、アリモドキゾウムシは世界的なサツマイモの
重要害虫とされているそうです。
なお、日本では植物防疫法に基づいて特殊害虫に指定されているそうで、すでに発生が
確認されている地域から、発生が確認されていない地域への寄生される植物の持ち込みは
規制されているのだそうです。

サツマイモを生産されている農家の方にとっては迷惑な存在であるアリモドキゾウムシですが
久米島では繁殖能力のない不妊虫を放つなどして、1994年から18年もの長い期間をかけて
根絶に取り組んでいたのだとか。その取り組みの結果、県と国の駆除確認調査で15ヶ月以上
発生が確認できなかったため、22日付けでの植物検疫法の施行規則の改正で、久米島は
アリモドキゾウムシの発生地域から除外されたのだといいます。
県病害虫防除技術センターによると、アリモドキゾウムシの根絶は世界初なのだとか。

県は「将来的には県内全域で根絶していく」としているそうです。
18年もの間諦めることなく対策を続けて実った結果は素晴らしいものだと思います。

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