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再生計画

カエル、と聞くと水中に産んだ卵からオタマジャクシが
かえり、水草などをエサにして成長しやがて後ろ足、前足が
生え陸でも生活する事ができる成体になる、というイメージを
持つ方が多いと思います。
私も、カエルの成長のイメージはそのようなものでしかありません。

しかし、カモノハシガエル(別名イブクロコモリガエル)という種類の
カエルの母親の子育ては変わっていて、ある程度育った受精卵を飲み込んで
胃の中で子供を育て6、7週間後に変態後の幼体を吐き出すのだそうです。

カモノハシガエルは、キタカモノハシガエルという種類も含めて2種類
いるそうで、どちらもオーストラリア、クイーンズランド州の東部にある
山岳部の熱帯雨林の限られた範囲の渓流に生息する固有種なのだそうです。
それぞれ1973年と1984年に発見されたそうなのですが、どちらも1980年代
半ばまでに姿を消してしまい、残念なことに絶滅してしまったと考えられて
いるため、生きている本物を見ることはできません。
生息環境の悪化や汚染、カエルツボカビ症などの病気が、絶滅の原因だと
考えられているといいます。

そんなカモノハシガエルですが、現在、種の復活を目指す研究が進行中なのだそうです。
オーストラリアの博物館には標本がいくつか保存されているそうで、
その標本の細胞核を元にクローン技術で再生させる「ラザロ・プロジェクト」という
計画が始動しているのだそうです。
絶滅してしまった種の復活を目指す初めての試みだそうで、「失われた種は
回復不能」という概念を覆す挑戦でもあるのだといいます。

今はまだ、成功はしていないそうですが、いつか復活する日が来るのかと
思うと、何だか不思議な気がします。

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