忠犬、と聞くと渋谷駅に像が設置されている忠犬ハチ公を
思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。映画の題材にも
なっているので、それをご覧になった方もいらっしゃるかと思います。

そんなハチ公にも負けない忠犬が、海外にもいるそうです。

フランス南東部にある、ボークリューズ、という県に暮らしている
63歳の女性が自宅の庭で22口径のライフル銃を使い自殺をしようとし、
数発の試し撃ちをした後、銃口を自分の胸に押し当てたそうです。

すると、女性が引き金を引く瞬間、飼い犬のジャーマンシェパード犬が
その女性に飛び掛り、銃弾をそらしたのだそうです。「おそらく何かを
感じ取り、彼女を救うために飛び掛ったのだろう」と、取材に答えた地元の
警察官は付け加えたそうです。

自殺をしようとした女性は、旦那さんに発見されすぐに病院に運ばれた
そうです。銃を撃ったため胸に怪我をしてしまったそうですが、飼い犬が
助けてくれたお陰で意識もあり、命に別状はないといいます。

一部では「試し撃ちを見ていて自分が攻撃されると思った飼い犬が、
それを防ぐために飼い主の女性に飛び掛ったのでは」という見方もされて
いるようですが、私は、地元の警察官が言ったように女性を救うために
飛び掛ったのだと思いたいです。

女性が自殺をしようとした原因などは不明ですが、きっと行動に移して
しまうくらいだったのですから何かがあったのかも知れません。
それでも、飼い犬が助けてくれた命なので、それを大事にして欲しいと思います。

しかし、飼い主を助けた飼い犬は凄いと思いますが、すぐ手の届くところに
銃がある、というのは防犯や護身のためとは言っても、やっぱり怖いですね。

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